わが家では長女が10歳(小5)、次女が7歳(小2)、長男6歳(小1)からバドミントンをしています。また長男はバドミントンと同時に野球も習っています。
子どもにスポーツをやらせたいな。
いつからはじめたらいいのかな。
このようにもし興味を持ちながら悩まれているとしたら、ぜひ「今」はじめてください。
はじめると言ってもすぐにチームを探して・・・となるといきなりハードルが上がってしまうので、まずはお家でできることからでも構いませんので、できることからはじめてみませんか。
それは、いわゆる「ゴールデンエイジ」といわれる運動能力が向上する時期に、おそらくお子さんが既に突入しているからです。
- 子どもの運動能力をのばしたい
- 子どもに何かスポーツを習わせたい
- いつからスポーツを習わせるか迷っている
- ゴールデンエイジについて知りたい
ゴールデンエイジをなぜ意識する必要があるのか
ゴールデンエイジとは、5~14歳の「一生涯で最も運動能力が向上する時期のこと」を示します。
運動神経が良くなる、スポーツが上手くなるための大切な時期だと言われています。またスポーツだけでなくさまざまな分野でも上達させるためにとても重要な時期です。
ゴールデンエイジの取り組み次第でプロアスリートを目指す子に育つかもしれません。
ただし、子どもが本当に上達するかどうかは指導者によるところが大きいです。
この貴重な時期をどう過ごすかは、わたしたち、親の関わりが重要です。
それは、当の子供たちが自分で「ゴールデンエイジ」を意識することはないからです。
「今はゴールデンエイジだから〇〇しなさい」
と言われても子ども達はピンときません。
ゴールデンエイジは親が何気なく環境を整備し、いい指導者をつけてあげることが理想です。
ゴールデンエイジの3つの段階
ゴールデンエイジは3つの段階に分けられ、それぞれで有効な練習も変わってきます。
プレゴールデンエイジ
3~8歳をプレゴールデンエイジといいます。
自分の体の使い方を覚える時期で、この期間にいろいろな身体の動かし方をする運動や遊びをすることで運動神経の向上に効果があると言われています。
まだ体の動かし方の基礎を養う段階なので、特定のスポーツではなく子どもが興味を持ちそうな動きのある遊びをしてあげることが大切です。
一見遊んでいるようでも、全身を使う運動をして運動神経を向上させるトレーニングになります。
この時期はいろいろなスポーツを楽しんで経験させることが非常に効果的とされています。
鬼ごっこ、競争、ボール投げ、ボールキャッチなど効果的みたいです。
子どもたちが習っているバドミントンクラブではラケットにシャトルを乗せて落とさないように走らせたり、飛んできたシャトルを利き手の反対側でキャッチさせたりしています。
ゴールデンエイジ
8~11歳をゴールデンエイジといいます。
神経系の発達が一気に進み、自分の思い通りに身体を動かせるようになり、目で見たことをそのまま即座に習得が出来る時期と言われています。
ただし、プレゴールデンエイジで基礎となる動きを身に着けていることが前提となります。
特定のスポーツ練習をするのにとても適した時期と言えます。
いわゆる”センス”を身に着ける時期であり、今までできなかったことが、ある日突然できた!というのも一番多いのが特徴です。技術、センスともに大きな成長が見込める時期です。
プロ並の技術を習得することも可能なので、限界をつくらず、テクニックをどんどん教え込んでいい時期だそうです。Youtubeや練習用DVDなどもどんどん見せましょう。
ポストゴールデンエイジ
11~14歳をポストゴールデンエイジといいます。
神経系が成熟し発達が止まってしまう時期です。
ゴールデンエイジとは違い、短期間で急成長をすることは難しくなります。
ゴールデンエイジで身につけた技術を繰り返しトレーニングし、より早く、強く、精度を高める時期になります。また、戦術を身につけたり頭をつかって上達していく時期です。
反復練習で自信をつけ、メンタル面も強化していきましょう!
子ども自らが考え、課題を克服していけるよう導いてあげたいですね。
子どもには個人差があり、必ず上記にぴったり当てはまるとも限りません。
プラスマイナス3歳ほどの個人差があると言われています。
大切なのは子どもが今どの段階に当てはまるのかを理解し、段階に合わせた指導をしてあげることです。
ゴールデンエイジに人気の習いごと
最新版【2021年度版】の子供のスポーツ習いごとの意識調査の記事をご紹介したいと思います。
やはり、子どものスポーツへの取り組みに積極的な親御さんも多いようです。
水泳
何と言っても「水泳」は全身運動ができるスポーツです。
さまざまな動きを経験することができるのでプレゴールデンエイジ、ゴールデンエイジに最適と言われています。
水泳は浮力を生かして取り組めるので、体への過剰な負担をかけることなく全身運動が行えるとても魅力的なスポーツといえます。
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体操
いろいろな動きを経験させたいプレゴールデンエイジにうってつけなのが体操です。
「投げる」「引っ張る」「跳ぶ」などの基本動作を学ぶことが可能であり、自分の体の動かし方を覚えることができます。
動作だけでなく、リズム・バランス感覚も養えるスポーツです。
サッカー
走る、蹴るといった下半身強化に加え、リフティングや複雑なテクニックなど多彩な動きを習得することができる「サッカー」もとても人気のスポーツです。
ゴールデンエイジ期にしっかりと体の基礎をつくることができます。
ボールに慣れよう!
自宅でトレーニング→体幹を鍛える
子どもが体幹を鍛える時に取り入れやすいのが「なわとび」です。
なわとびは体の47種類ほどの筋肉を使う全身運動であり、上半身をまっすぐに保って跳ぶことで、体幹を鍛えることができます。
また、遊び感覚で取り入れることのできるアイテムを使って、楽しくトレーニングを続けることも大切です。
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まとめ
わが家では一番上の子のときは、親としてそういった環境をつくってあげるのが遅かったなぁと感じています。
結局本人が「やりたい」と言うまで行動にうつせなかったのです。
下の子に手がかかっていたのもありますが、なんとなく頭ではわかっていてもちゃんと関わってあげれていなかったです。
ゴールデンエイジという言葉はもちろん聞いたことはありましたが、ちゃんと調べていくうちに、このゴールデンエイジが「一生涯でこの時期だけ」でこの貴重な時期の過ごし方が重要だということをもっと早く意識できてたらなと思います。
もちろん、「別に全国狙うわけじゃない」とか「日本代表を目指すわけじゃない」とか「楽しくやってくれればいい」という気持ちもあるんですが、スポーツをやっている以上、ひとつの「可能性」としてちょっと意識できてたらなと思ったので記事にしてみました。
最近は習い事でこのゴールデンエイジを意識してスポーツをはじめる子も多いと思います。
とはいえ、まだまだ中学校の”部活”から本格的にはじめる子も多いでしょう。
わたしは経験上バドミントンのことしかわかりませんが、中学や高校からはじめても上手い子はたくさんいます。基本となる運動神経を発達させる運動をしてきた子はポテンシャルも高いので競技をはじめて上達する子は多いです。
その場合は遅くはじめたとしてもその差を埋める、追い越すことは十分に可能です。
それでもこのゴールデンエイジに習得したものは間違いなくその子にとってアドバンテージとなっています。
本気で頑張りたい場合は良い指導者に教わることが大事なのでその場合は指導者の情報を集めたり、時にはそのために遠くまで通わなければならないことも出てくるでしょう。
これはあくまでも、あるスポーツにおいて向上したい、極めたい、インターハイに出たい、全国を狙いたいという場合に意識してもらいたい点です。
本来スポーツをはじめるのに、早いも遅いもなく、スポーツを楽しむことが一番だと思っています。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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