こんにちは、HIKARIです。
わが家の子どもたちはジュニアチームでバドミントンを習っていますが、保護者の協力は必要不可欠なものとなっています。
子どもたちが大会に出場する時などはチームから主審を出すことがよくあります。
協力的な保護者が多いチームでは審判員3級以上の資格を取得されている人も多くいます。
また、市大会規模であれば資格がなくても主審に入ることができるので、保護者の方に勉強してもらい主審に入ってもらっています。
わたし自身も普段子どもたちを指導していただいているので、少しでも子どもたちのために、チームのためにと思い主審に入らせてもらうことは多いのですが、経験者であっても最初は緊張するものです。
経験者でない保護者の方はもっともっと緊張してしまうと思います!
今回はそんな子どもたちを応援する保護者のみなさんのために、バドミントンの主審のコールの仕方、主審をするときに気を付けることなどをまとめたいと思います。
バドミントンの主審の役割とは
バドミントンの主審の役割は、ルールに従ってマッチ(試合)を進行することです。
バドミントンの主審はその試合(マッチ)のリーダーです。
試合の開始・終了・休憩時間の管理、ラリーごとのサーバー・レシーバーの確認、ルール違反のチェックをします。そして、スコアシートを記入し、レフィリー(競技委員長)に報告します。
主審は、バドミントンの試合全体の審判権限を持ちます。
バドミントンの主審は基本ルールを知っておくこと!
やることたくさん!で大変・・・と思われるかもしれませんが、ルールとスコアシートの書き方を理解しておくとコールの仕方は数をこなしていくうちに慣れます!
スコアシートは記録をするだけでなく、試合を進行していく上でもとても便利なものになります。
これだけは押さえておきたい!
ルールとスコアシートの書き方についてはこちらの記事をご覧ください。
地域の大会などでは、点数・インターバル時間など独自のルールで行われる場合も多いです。
(15点マッチ、延長なし、インターバルはゲーム間のみ、など)
必ず大会の要項にはしっかり目を通しておきましょう。
線審のやり方はこちら!
初めてのバドミントンの主審|心がけたいこと
- 選手を把握し、正確にスコアシートを作成すること
- 自信を持ってはっきりとコールをすること
- サービスフォルトは意識して見てあげること
初めての主審は緊張すると思いますが、まずはこの3つを押さえておきましょう。
①正確にスコアシートを記入する
スコアシートは試合の全ての情報が詰まっています。
全ての欄を埋めるつもりで記入漏れがないよう書き込みましょう。
(大会によって記入不要な箇所もあります。)
②はっきりとした声でコールをする
わたしも大会に出たりすることがありますが、これは結構大事です。
地域の大会だと声が小さくスコアが聞き取れない主審の方もいらっしゃいます。
はっきりとした声でスコアを選手に伝えるだけでも、ダブルスの立ち位置などのミスも無くせますし選手も気持ちよくプレーすることができます。
③サーブのフォルトを見てあげること
小学生大会の地区予選などで保護者の方が主審に入る時、特に意識して見てあげてください。
上の大会に進めばフォルトをきっちりと取られます。
相手に1点をあげてしまうことになるので早めにフォルトの意識をつけてあげることが大切です。
【わかりやすい!】サーブのフォルトについて
【より具体的に!】審判講習
バドミントンの主審のコールの仕方・流れ(シングルス)
シングルスもダブルスも基本的なコールの仕方は変わりません。
まずはシングルスで主審の流れをまとめて行きたいと思います。
①マッチ(試合)をスタートさせるまで
運営本部でスコアシートを受け取り、スコアシートに書かれたコートへ移動します。
選手が来るまでスコアシートの内容にさっと目を通しましょう。
- コート番号
- 種目
- 選手の名前
- チーム名(学校名)
線審が来ているかどうかの確認もしておきます。
選手や線審がなかなか揃わない場合は速やかに本部に報告し、再度コールをしてもらいます。
時間が限られた中で流し込みで試合を入れて行くことが多いので、少しでもスムーズに進むよう気を付けましょう。
選手の名前、チーム名を確認します。
主審はマッチの進行役なので選手の顔と名前を一致させなければなりません。
ゼッケンがある場合は背中を向いてもらい、ゼッケンの確認も必ずします。
マッチの前に練習時間が設けられる場合もあります。
タイマーをかけ、練習時間が終わったら集合をかけて、サーブ権とエンドを決めるために「トス」を行います。
「トス」は、コイントスやじゃんけんで行われます。
トスに勝った方が
①サーブ権を決める
②エンドを決める
を選択することができます。
勝った方が①を選択したら、サーブをするか、レシーブをするかを選べます。
負けた方はエンドを決めることになります。
②マッチ(試合)を開始する
サーブ、エンドが決まったらそれぞれコートに入ってもらい、試合を開始させるコールをします。
準備は良いですか?
オンマイライト、○○さん、<チーム名>
オンマイレフト、△△さん、<チーム名>
○○さん、トゥサーブ
(○○さんがサーブをする)
ラブオール、プレイ
③1ラリーごとにスコアシートに記入し、点数をコール
1ラリーごとに点数をスコアシートに記入し、点数をコールします。
サーブフォルト、フットフォルト、ショートサービスラインを注意深く見ましょう。
1-0(ワン、ラブ)
点数のみをコールします。
「0」は「ラブ」と言います。
サービスオーバー、1-1(ワン、オール)
ラリーを取った方にサーブ権があります。
サーブ権が移った場合は「サービスオーバー」と言います。
同点の場合は「オール」と言います。
3-8(スリー、エイト)
サーブ権がある方の点数を先に言います。
11-8(イレブン、エイト)、インターバル
どちらかが11点に達したら、点数の後に「インターバル」と言います。
タイマーで1分をはかり、20秒前になったら、
<コート番号>、20 seconds…(トゥウェンティセカンズ)
と言ってコートに戻るように促します。「20秒」と言ってもOK!(地域大会なら)
インターバルがあけたら、
11-8(イレブン、エイト)、プレイ
点数をコールし、プレイ!と言います。
フォルト!サービスオーバー、9-11(ナイン、イレブン)
≪フォルトの場合≫大きくコールし、点数をコールする。
(サーブ権がかわるときはサービスオーバーをつける)
レット!
≪レットの場合≫大きくコールし、やり直しする 。
コレクション、イン(アウト)!
≪線審のジャッジを訂正する場合≫「コレクション」と言ってインかアウトを告げます。
20-13 (トゥウェンティ、ゲームポイント、エイト)
≪どちらかが20点に達したとき(あと1点でゲームが終了するとき)≫スコアの間に「ゲームポイント」を入れてコールします。
④第1ゲーム終了時のコール
ゲーム!
1ゲームが終了した時点で「ゲーム!」と言います。(終了の合図のようなものです。)
ファーストゲーム、ワンバイ、○○さん、<チーム名>、21-13
どちらがゲームをとったのか、勝者とスコアをコールします。
チェンジエンドをして「セカンドゲーム」に入りますが、「チェンジエンド」のコールは不要。
タイマーで2分計測します。
ファーストゲームのスコアをシートに書き込みましょう。
勝者からサーブ、「S/R」、「0」の記入をしましょう。
⑤第2ゲーム・ファイナルゲーム
セカンドゲーム、ラブオール、プレイ
第2ゲーム目の開始のコールは「セカンドゲーム」と言います。
20-19 (トゥウェンティ、マッチポイント、ナインティーン)
≪1ゲーム目の勝者が20点に達した時≫ スコアの間に「マッチポイント」を入れてコールします。
≪もう一方が20点に達した時≫は「ゲームポイント」と言います。
29-28 (トゥウェンティナイン、マッチポイント、 トゥウェンティエイト )
≪デュースに入り29点に達した時≫ スコアの間に「マッチポイント(もしくはゲームポイント)」を入れてコールします。
セカンドゲーム、ワンバイ、△△さん、<チーム名>、29-28、ワンゲームオール
ファイナルゲームに続く場合は「ワンゲームオール」を加えて言います。
ファイナルゲーム、ラブオール、プレイ
第3ゲーム目の開始のコールは「ファイナルゲーム」と言います。
11-8(イレブン、エイト)、インターバル、チェンジエンズ
≪第3ゲームで一方が11点に達した時≫「インターバル」の後に「チェンジエンズ」と言います。
⑥マッチ(試合)の終了
ゲーム!
勝者にサインをもらいます。
集合してもらって、
マッチワンバイ、△△さん、 <チーム名> 、13-21、30-28、21-19
最後に勝者のコールをします。
バドミントンのダブルスの主審で気を付けること
ダブルスもシングルスと流れは同じです。
コールでシングルスと違うのは、プレイヤーの紹介のときです。
オンマイライト □□さん、○○さん、<チーム名>
オンマイレフト △△さん、☆☆さん、 <チーム名>
○○さん、トゥサーブトゥ、△△さん
(サーバー○○さん、レシーバー△△さん)
ラブオール、プレイ
サーバーとレシーバーをコールします。
あとはコールの仕方は同じですが、ダブルスの主審で最も気を付けたいことはプレーヤーの位置です。
ダブルスはサーブをペアで交互に打つことと、ローテーションが激しく変わるので、ラリーが終わるごとにそれぞれの位置を確認する必要があります。
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いろいろな初心者セットもありますが、
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まとめ
慣れるまでは緊張もしてしまう主審ですが、最初に挙げた大きな声ではっきりとコールする!ということを心がければ、選手も気持ち良くプレーできると思います。
より自信を持って正確にジャッジするためにも、競技規則についてしっかり把握しておくこともとても大切です。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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