こんにちは、HIKARIです。
いきなりですが、皆さんは「バドミントン」という競技がどのようなスポーツかご存知でしょうか。
- 点数を何点取ったら勝ちなのか
- 何ゲーム取ったら勝ちなのか
- どんな選手がいて、どのような大会があるのか
近年、オリンピックでの活躍もあり競技の認知はされていても、このような具体的なことになると意外と「知らない」ということも多いと思います。
ちなみにですが、バトミントンではなく、「バドミントン–badminton-」が正解です。
オリンピックでメダルを獲得するようになってきて、昔と比べればずいぶん注目はされるようになってきているとは思いますが、やはりプロスポーツではないのでどんなに大きな国際大会でもなかなかライブ中継はされず盛り上がりに欠けてしまうのが現状です。
バドミントンは自分でやっても楽しいのですが、実は観戦しても本当にエキサイティングでおもしろいスポーツなのです。
今回はその「バドミントンの魅力」特にバドミントンを観戦するときにこれを知っていると楽しめる!ことについて、自己満足のように(笑)語りつくしたいと思っています。
中学から部活でバドミントン(=以下バド)を始める→高校はバド部がなく帰宅部→大学でバド部所属(5部)→趣味で続ける→バドきっかけで主人と出会い結婚→出産後バドミントン再開→ママ友とバドミントンクラブを立ち上げる→子どもたちもジュニアチームに入り、家族全員でバドミントンを楽しんでいる
この記事はこんな方におすすめ
- バドミントンを始めてみたい人
- バドミントンのルールについて知りたい人
- バドミントンの試合観戦を楽しみたい人
- お子さんがバドミントンをしていて応援にいく機会のある人
この記事を読んで、全く興味のなかった人が興味を持ってくれると、この上なく、嬉しい!!!バドミントンの楽しさを伝えたい!
バドミントンのライブ中継が豊富(テレ朝チャンネル2)
バドミントンの試合の基本ルール
基本的なルールを知っておくと、スポーツ観戦はより楽しくなりますよね!
バドミントンのスコアについて
絶対に知っておきたい基本的なルール!
- バドミントンはシングルスとダブルスとあり、シングルスは1人対1人、ダブルスは2人対2人で行う。
- 相手がフォルト(反則)する、またはシャトルが相手のコートに落ちるなど、ラリーに勝った方の得点となる。
- 21点を取った方が1ゲームの勝者となり、2ゲーム先取した方がマッチ(試合)の勝者となる。3ゲームマッチで行う。
もうちょっと、知っておこう!
- 20対20で点数が並んだ時はデュース(Deuce)となり、先に2点差をつけるか、30点に到達した方が勝者となる。
- 一方のポイントが11点になったときに、1分間の休憩時間(インターバル)が設けられる。
- ゲーム間のインターバルは2分間設けられる。
休憩時間(インターバル)にはコーチからアドバイスをもらえたり、水分補給をすることができます。
汗を拭いたり、靴紐をなおしたりは審判に一声かけて行うことができます。
バドミントンのコートについて
バドミントンはシングルスとダブルスでプレイエリアが異なります。
シングルスのプレイエリア
シングルスは1人対1人で行う競技です。
縦のラインは内側より外はシングルスでは使用しません。
最初にトス(コインやじゃんけんで決めます)をしてサービスをとるか、コートを選ぶかが決まります。
あとはポイントを入れたほうにサーブ権があり、自分のポイントが偶数のときは右側から、奇数のときは左側からサーブを打ちます。
ダブルスのプレイエリア
ダブルスは2人対2人で行う競技です。
ダブルスでは全コートを使用します。
サービスの場合はシングルスと比べて幅が広くなり、縦に狭くなるので要注意です。
ダブルスではショートサーブが多くなるのはそのためです。(縦に狭いのでロングサーブはスマッシュを打たれやすくなる。)
ダブルスのサービスは点数を取ったときに二人で交代しながら打ちます。シングルス同様に、自分たちのポイントが偶数のときは右側から、奇数のときは左側からサーブを打ちます。
連続ポイントの場合は同じ人がサービスを打ち続けます。
- バドミントンは相手のコートにシャトルを落としてポイントをとるゲームである。
- 21ポイント取ったらゲームの勝者となり、2ゲームを先取したほうがマッチの勝者となる。
- シングルスとダブルスとがあり、コートの広さは異なる。
バドミントンの種目について
バドミントンはシングルスとダブルスの2種類ありますが、競技の種目としては5つに分かれます。
この5種目は、同じスポーツなのですが、戦い方も、見どころも全く違います!別スポーツと言ってもいいくらい!!
ここがわかっているだけでもかなり面白くなります!!
バドミントンの魅力
おそらく、初めてスポーツとしてのバドミントン競技を見たとき、みなさんはシャトルの打球音にびっくりされると思います。
明らかに”音”が違うのです。
これはトッププレイヤーでなくても、小学生や中学生でも十分に気持ちのよい音を立ててシャトルを打ち返すことができます。ただし、きちんと指導を受けて正しい打ち方ができれば、なのでどれだけスポーツに自信があってもすぐに習得できるものではありません。
「打球音」はまず最初に感じてほしい、競技の魅力といえると思います。
また、バドミントンは球技において球速が最速のスポーツであると言われています。男子では300~400km/hのスマッシュがバシバシと打ち込まれ、とても迫力があります。
また、バドミントンを始めたばかりの人が、「バドミントンがこんなにハードだと思わなかった!」「バドミントンってずるいスポーツだね!」というのをよく耳にします。
バドミントンは相手のコートにシャトルを落とすスポーツなので、相手が嫌がるところや相手の予想とは逆方向を狙ったりする頭脳プレーやネットぎりぎりに落とすショットなどがあり、いろいろなショットの組み合わせを駆使して戦う戦略が大事になります。
また、そのシャトルを巧みなフットワークで追いかけ拾い、瞬時に判断をしゲームを組み立てていく大変奥の深いスポーツです。
- ダイナミックなスマッシュやシャトルを打つ音を楽しんでほしい
- 相手を揺さぶる緩急!!ゲームの組み立て方を楽しんでほしい
バドミントンのライブ中継が豊富(テレ朝チャンネル2)
バドミントンを観戦するときの、見どころ
先に少し述べましたが、種目によって全く違うスポーツと言っていいほど、戦い方や見どころが変わってきます。わたくしHIKARIの視点にはなってしまいますが、種目別に見ていきましょう。
いろいろな国際大会をすぐに映像として見れなくても、なるべくリアルタイムで追っかけるくらいのマニアックぶり。もちろん次世代スターにも注目!全中やインターハイなどの大会もチェックしてます。
男子シングルスの見どころ
日本では桃田賢斗選手がとても有名ですね。文句なし、世界ランク1位(2021年2月現在)の選手です。
男子シングルスでは、ダブルスより少し狭いプレイエリアではありますが、一人でコートを守らなければなりません。
なのでラリーで相手を動かしながらペースをつくり、シャトルを落とすためのテクニックが楽しめます。
シングルスでは意外にもスマッシュは少なめで、いかに相手のオープンスペースを作り出すことができるか、相手をしっかり動かすことが大事になるので、コート後ろいっぱいやコーナーを狙ったコントロールのあるクリアーショットはとても効果的です。
速いスマッシュを打つということは、返球も自然と速く返ってくるのでそれだけリスクが生まれるのです。
オープンスペースをしっかり作り、最後にスマッシュやプッシュで気持ちよく決める場面をみることができるでしょう。
一流選手になると、ここに打ったらここに返ってくるという2手3手先を予測してプレイします。
そして、体の向きと反対側に打ったり、ラケット面を打つ直前で反対に返してクロス方向に打ったりと、さまざまなショットにフェイントが入っていて思わず「上手い!」とうなってしまいます。このような駆け引きも、みていてとてもおもしろいです。
桃田選手はヘアピンショットを得意としています。ネットインを意図して狙って打っているのです。
\ぜひこの動画を見てみてください/
女子シングルスの見どころ
日本では、奥原希望選手や、山口茜選手が有名です。二人ともに世界ランク1位になったことがあります。
女子シングルスでも、男子シングルス同様にラリーで相手を動かしながらペースをつくり、シャトルを落とすためのテクニックが楽しむことができます。ただし、男子よりスマッシュ威力は落ちるので、ラリーが長くなることがよくあります。
長いラリーに耐えれる体力、揺さぶられたときに対応できるフットワークが見どころとなっています。
奥原希望選手のスゴイところはなんと言っても「世界一のフットワーク」。バドミントン選手としては背が低く(156cm)不利な状況でも、手足の長い海外選手にも食らいつく姿はみていて感動してしまいます。
2017年、世界選手権の決勝でシンドゥ・プサルラ選手と対決し、73回のラリーを繰り広げ、最後はファイナルセットまでもつれ込んだ死闘を制し、金メダルを獲得しました。※ラストの1点→73回のラリーの後倒れ込む奥原
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男子ダブルスの見どころ
日本では18年世界選手権銀の園田啓悟選手、嘉村健士選手ペア、20年全英オープン優勝の遠藤大由選手、渡辺勇大選手ペアが世界ランキングでも上位に食い込む実力を誇ります。
シングルスに比べてダブルスは2人でコートを守るので守備範囲は狭くなります。
卓球のように交互に打つといったルールはなく、バドミントンのダブルスでは2人がころころと前衛、後衛の入れ替わるローテーションが鍵となってきます。
基本的なフォーメーションは2人が前後の形になっていると攻撃をしている方ということになります。横に並んだ形は守備をしている体制となります。
男子ダブルスは超高速ラリーが繰り広げられます。もはや異次元の世界です。ハイクリアーや高いロブはほとんどみられません。ほぼドライブかスマッシュでいかにシャトルを相手コートにしずめて打ち返すかの勝負となります。観戦していても、サイド側からみているとあまりの速さに首が追いつかないくらいです(笑)
遠藤、渡辺ペアは実は異色なペアなんです。通常ダブルスは同年代でペアが組まれることが多いのですが、2人の年齢差はなんと、11歳!!
年上の経験豊富な遠藤選手が上手くゲームをコントロールし、若手の渡辺選手が緩急のある攻撃を繰り広げています。2年連続全日本総合選手権も制しています。(2019年、2020年)
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女子ダブルスの見どころ
この種目では、そんなにバドミントンを知らない方もピンとくる方もいると思いますが、2016年のリオオリンピックで髙橋礼華選手、松友美佐紀選手ペアが金メダルを獲得しました。
女子ダブルスはなんといってもラリー合戦が見どころとなります。男子のように決定打となるスマッシュが強くはないのでシャトルをつないでつないで相手チームの隙(穴)を見つけることが大事になります。
バドミントンでは前衛の選手、後衛の選手、といったように決まっていませんが、ペアのなかでも後衛から攻撃をするのが得意な方、前衛でのシャトルさばきがうまい方、守備が得意な方、などさまざまです。自分たちの得意な形に持っていけているかどうか、がゲームを楽しむポイントとなるでしょう。
ちなみにオリンピック金メダリストの高橋選手、松友選手ペアの場合は高橋選手が後衛からの攻撃を得意としており、器用な松友選手が前衛でチャンスを狙って決めきるというのが理想な形となっていました。
2020年東京オリンピック選考レースにおいて、リオ金メダルの高橋・松友ペアの他に、福島・廣田ペア、永原・松本ペアによって熾烈な選考争いが繰り広げられました。
一時は3ペアが世界ランク1位・2位・3位になったことも!オリンピック出場枠は2枠しかありません。世界3位だとしても代表に選ばれないのか!という声も聞かれました。(オリンピック延期により、高橋選手引退)
この3ペア以外でも世界と充分戦えるペアは控えています。5種目の中で一番選手層の厚い種目になります。
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混合ダブルスの見どころ
日本では渡辺勇大、東野有紗ペアが、この種目において突出しています。2018年、バドミントンの国際大会でも高いグレードの全英オープンで日本人ペアとしては初めての優勝(世界一位)を飾りました。
混合ダブルスは通常、男性がが後ろから攻撃をし、女性が前衛をしっかり抑えるというのが基本のスタイルになります。同性のダブルスと比べてしっかりと役割分担を果たす、ということが鍵になります。どうしても女子は攻撃されやすいので、しっかりと守りつなげる能力が求められます。
同性ダブルスの場合は配球によりフォーメーションが決まりますが、混合は女性が前に出ているシーン(トップアンドバック)が多く見られるのが特徴です。
渡辺東野ペアのスゴイところは渡辺選手の緩急のある攻撃力と、なんといっても!女子ではめずらしい東野選手の男子ばりのジャンピングスマッシュです。
通常、混合ダブルスは女子がいかに前衛に出てシャトルを抑えるかの勝負なのですが、東野選手は後ろからの攻撃もしっかりできる、日本が誇る最強の混合ダブルスペアになります。
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現在の日本選手は世界トップレベル
では、バドミントンはどこの国が強いか、お教えします!
バドミントンはバドミントン発祥の地であるイギリスを始めとしたヨーロッパやアジア圏でとても人気のあるスポーツです。
卓球のようにまずは「中国」が強豪国といえます。前回のリオオリンピックでも金メダル2個、銅メダル1個と日本の上になります。(日本は金メダル1個、銅メダル1個)
他に韓国やマレーシア、タイ、デンマーク、インドネシア、イギリス、スペイン、インドなどが挙げられます。
もちろん、日本(バードジャパン)も現在強豪国の一国といえます。
東京オリンピックが開催されたなら、間違いなく全種目でのメダル(しかも金メダル)が狙える状況です。
ここ数年は数ある国際大会(テニスでいえば四大大会のようなもの)で全種目で金メダルを取ったことがあります。国際大会での日本人同士の決勝なども数多く繰り広げられるくらいになりました。
そして次世代のスターも着々と実力をつけてきています。
今後の選手のみなさんの活躍が楽しみです。
バドミントンにはどんな大会があるのか
国際大会について
実はバドミントンは、一年を通してたくさんの国際大会が開かれています。
2021年の大会予定をみてみましょう。(すでに中止が決定している大会もあり)
大会名(2021年) | 日時 | グレード |
---|---|---|
タイマスターズ | 中止 | Super300 |
YONEXタイオープン | 1/12~1/17 | Super1000 |
TOYOTAタイオープン | 1/19~1/24 | Super1000 |
スイスオープン | 3/2~3/7 | Super300 |
ドイツオープン | 中止 | Super300 |
全英オープン | 3/17~3/21 | Super1000 |
マレーシアオープン | 3/31~4/4 | Super750 |
マレーシアマスターズ | 4/6~4/11 | Super500 |
シンガポールオープン | 4/13~4/18 | Super500 |
ニュージーランドオープン | 5/4~5/9 | Super300 |
オーストラリアオープン | 5/11~5/16 | Super300 |
インドオープン | 5/11~5/16 | Super500 |
スペインオープン | 5/18~5/23 | Super300 |
韓国マスターズ | 6/1~6/6 | Super300 |
インドネシアマスターズ | 6/1~6/6 | Super500 |
インドネシアオープン | 6/8~6/13 | Super1000 |
TOYOTAタイオープン | 中止 | Super500 |
USオープン | 7/6~7/11 | Super300 |
東京オリンピック | Grade1 | |
韓国オープン | 8/31~9/4 | Super500 |
台湾オープン | 9/7~9/12 | Super300 |
中国オープン | 9/21~9/26 | Super1000 |
ジャパンオープン | 9/31~10/4 | Super750 |
デンマークオープン | 10/19~10/24 | Super750 |
フランスオープン | 10/26~10/31 | Super750 |
マカオオープン | 11/2~11/7 | Super300 |
福州中国オープン | 11/9~11/14 | Super750 |
香港オープン | 11/16~11/21 | Super500 |
ワールドツワーファイナルズ | 12/15~12/19 |
いかがでしょうか?
思ったより多いと感じませんか??
国際大会に出場して勝つことでポイントが加算され、世界ランキングが決まっています。
国際試合もグレードによってエントリーされる選手も変わってきますが、Super750以上の大会は賞金やポイントも大きいので世界のトッププレイヤーが集まりとても見応えがあります。
残念ながら、現状は世界選手権(2021年はオリンピック予定)やワールドツアー・ファイナルズ、でやっとテレビ放送(録画)をしてもらえるといった状況です。
BWFから発表されている2019年の年間獲得賞金ランキング1位は桃田賢斗選手で、日本円にして約5575万9000円(1ドル=110円で計算)となっています。
他のプロスポーツに比べるとまだまだ賞金は低め・・・
日本国内で観られる大きな大会について
上の表の中にあるジャパンオープンというのは、ダイハツヨネックスオープンといって国内で開催されます。グレードもSuper750なので、世界のトッププレイヤーが集まる大会となります。
あと、国内の大きな大会としては、全日本総合バドミントン選手権が11月末~12月ごろに開催され、日本一が決まります。
まとめ
大変長くなりましたが、今回はバドミントンの基本的なルールから、種目別の見どころ、どんな大会があるのかまでをまとめさせていただきました。
基本的なルールを知っているだけで、トップ選手のプレイもそうですが、お子さんの試合や、国内で開かれている試合なども楽しめると思います。
民法でのライブ放送状況や、スポーツニュースなどを見ていても、まだまだバドミントンのスポーツの人気としては低い方だと思います。
この記事を読んで、一人でもバドミントンに興味を持ってもらえるととても嬉しいです。
願わくは、多くのちびっこが「野球選手」や「サッカー選手」を目指すように、「バドミントン選手」を目指してほしいなと思います。
そのためにも、バドミントンがよりメジャーなスポーツ、夢のあるスポーツになっていってほしいなと思っています。
長くなりましたが、最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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