
こんにちは、ヒカリです。
2010年に放送された日本テレビ系ドラマ『Mother』を覚えてますか?
ある時TVerでもう一度見返してみたら、大号泣で今もなお後を引いてしまってなかなか感情が抜け出せないでいるんですが・・・
ドラマを簡単に説明すると、
松雪泰子さん演じる主人公・鈴原奈緒は、小学校の臨時教員として働いています。ある日、教え子の少女・道木怜南(芦田愛菜)が家庭内で虐待を受けていることに気づき、思い悩んだ末に「誘拐」という形でその子を連れて逃げ、母親になることを決意します。このドラマは「血のつながり」よりも「母性」や「愛の本質」に焦点を当てた、非常に感情を揺さぶるストーリーで、社会的にも大きな話題となりました。
当時5歳の芦田愛菜ちゃんが虐待を受けているとはいえ、小学生の役を演じたことにもびっくりだけど、松雪さんとの演技もすばらしくどっぷりとドラマに入り込んでしまいます。
そんな芦田愛菜ちゃんも今では二十歳。
ふと、あの『Mother』には続編ってないのかな?と思い調べてみたら、なんと!
ドラマのその後を描いた書籍(ノベライズ本)が出版されてました!!!
上中下巻の全3巻構成で、テレビドラマから10年後の“奈緒&継美(つぐみ)”のその後を描いています。
『Mother 続編 あれから10年 ~ありがとうのかわりに~』はテレビドラマの続編として、ファンフィクションの形で書かれたオンデマンドブックにてふじたまなぶさんによって執筆されました。
上巻を読んでいて、ドラマを見ているからこそすべてがリアルに伝わってきます。松雪泰子さん・芦田愛菜さんの鈴原奈緒・道木怜南が簡単に思い浮かべることができます。一つ一つの描写が生きていてワクワクや緊張感が止まらず、あっというまに中巻・下巻と読み終えてしまいました!
ドラマの続きを描いたこの物語は、想像以上に濃密で、感動と葛藤に満ちた作品でした。今回は、この小説の魅力や印象的なポイントをいくつかのトピックに分けてご紹介します。
『Mother 続編 あれから10年』(上)エントリー


まずは書籍『Mother 続編 あれから10年 ~ありがとうのかわりに~(上)』のAmazonのエントリー部分を紹介します!
当時7歳の怜南(継美)を施設へ送り届け「十二年後のあなたへ…」と一通の手紙を渡し再会を約束した。
十年経った今、あと二年を残し再び動き始める。奈緒は毎日のように悪い夢にうなされていた。継美がいつも泣いている。「助けて」と…。
Mother 続編 あれから10年 ~ありがとうのかわりに~(上)Amazonエントリー
ある日、奈緒は仕事の帰り道、探偵事務所の看板を目にする。
最終結末までの670ページ(上、中、下巻)
母と子の絆をメインに繰り広げられる出会いと友情を描いた感動作。
正義とは正しいことを示すのか?では、正しいこととはいったい何なのか?そんなことが人の心を揺さぶりまくる。あなたは常識外れでも信じたことを正義、正論と胸を張って言えますか?
この物語には胸を張って貫こうとする大人たちが心の中では泣きながら常識を覆していく。
母、奈緒の心は決して折れることなく強く前しか見ていなかった。
あれから十年、突然の再開。つぐみは奈緒のことを覚えているのだろうか?
ヤバクナイデスカ?
ドラマをご覧になった方はもう読みたくなっていませんか??
それでは、わたくしヒカリのおすすめポイントをまとめたいと思います。
『Mother 続編 あれから10年』のここがおすすめ
1.奈緒と継美(つぐみ)の10年後の再会のシーン
10年前鈴原奈緒は虐待を受けていた道木怜南(継美)を誘拐し、逮捕されます。
犯罪を制裁しなければ世は成り立たないけれど、全てが法で解決されるわけではない。
誘拐はもちろん犯罪なんだけど、虐待によって命を落としている子どもたちのニュースを見ていると、奈緒は正義!と感じた人も多かったと思います。
ドラマの最終回で、奈緒と継美はある種の「救い」が感じられるラストとなっていました。(20歳になった継美と再会できたような印象を持つラストでした。)
この物語では、道木怜南(継美)が17歳であり、犯罪者である鈴原奈緒がつぐみに会うことは決して許されない世界です。
そんな中で再会する二人の様子は、書籍でありながらもドラマの二人を想像させられ涙してしまいます。
2.映画かも可能?なほどの世界観!
ドラマ『Mother』を観たときに、疑問を抱いた方も多いのではないでしょうか。
奈緒は悪くないのに。
怜南(継美)を助けたいだけなのに。
それなのに、法の下では奈緒は“犯罪者”として裁かれてしまう――その理不尽さに憤りを覚えた方も少なくなかったはずです。
私自身も、ただ二人の幸せを祈りながら画面に釘付けになっていました。
物語の中でも、奈緒とつぐみを応援する人々が確かに存在しました。10年前、奈緒が起こした行動は決して小さな事件ではなく、世の中に「児童虐待」という重いテーマを強く突きつけたのです。
そして、あれから10年――。
今回描かれる物語では、より大きなスケールで描かれる中、10年前とは異なる結末が待ち受けています。
その意外性と深みこそが、本作最大の見どころです。
3.変わらぬ登場人物
奈緒、継美はもちろんのこと、奈緒の家族である鈴原家の人々も登場します。
雑誌『週刊サプライズ』の記者である藤吉 駿輔、そのお兄さんも登場します。
ドラマを想像しながら、書籍を読むことができます。
『Mother 続編 あれから10年』続編を読む
『Mother』続編ドラマ化の可能性
現在、芦田愛菜ちゃんは二十歳なので、ドラマ化をするならば松雪泰子さんと芦田愛菜ちゃんで実現してほしいです。
この小説の内容や展開に賛否はあるでしょうが、虐待について前回より深く掘り下げられています。
また、情報の拡散がはやい現代において、今回の小説の展開はとてもリアリティのあるものだと思います。
映画にもできそうなストーリーのスケールの大きさも感じます。
この思いが届きますように。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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