こんにちは、HIKARIです。
突然ですが、今の子どもたちはとても恵まれていると思います。
わたしが中学生の頃なんて、5000円くらいのラケットを大事に使っていましたし、ガットも自分で手張り・・・なんてしてました。
それに比べ今の道具は高性能!で種類も豊富。わたしたちの時代よりどんどん軽量化しています。
ガットもショップで張り替えてもらうというのが普通だと思います。
その分ラケット自体の金額もどんどん上がっています。
中学生が使っているラケットも(ピンキリとはいえ)1万~2万円かかっていると思います。
ちなみにガットが切れた場合の張替は専門店でお願いすると2,300円~3,000円(ガット代・施工代)かかります。中学生でそこそこ打てる子は月に1~2回はガットを切るので、意外と金額もかかります。
このような高額のラケットですが、
意外と簡単に折れてしまうことをご存じですか?
1、2万もかかったラケットがポキッと一瞬で折れると本当にショックです。
なので防げること、注意できることがあれば知っていた方がいいと思います。
そして、お子さんがバドミントンをされている親御さんはラケットは折れることがあるんだ、という理解をしておいてほしいなと思います。
とはいえ、高額なラケットですから大事に使ってほしいですよね。
今回はバドミントンのラケットが折れる一般的な原因・意外な原因と、その注意点についてまとめたいと思います。
バドミントンラケットの寿命
そもそも、ラケットってどのくらい使えるものなの?
これは使用頻度にもよるので一概には言えませんが、週に1~2回バドミントンを楽しんでいる初心者の方であれば5~10年ほど使えると思います。
接触や劣化によりヒビが入ってしまったり、折れてしまったりしてガットが張れなくなったら使用不可となります。初心者の方はそこまで使い倒してOK!だと思います!
学生が部活で使用していると2~3年で交換する場合が多いです。ラケットが折れていなくても金属の劣化によって飛びが悪くなったりすることがあるからです。
「ヘタってきた」とよく言いますが、感覚として違和感を感じ始めた時が買い替えのタイミングです。
本人の感覚で「まだ使える」と思えばもっと使っている人もいますし、そのまま折れるまで使う人もいます。
いわゆる毎日のように練習をしているガチ勢(強豪校の学生)は約1年くらいでヘタってくるでしょう。
知り合いのお子さんで、ラケットは半年間隔だという話も聞いたことがあります。
バドミントンラケットが折れる一般的な原因
1.ラケットとラケットがぶつかった
買って間もないラケットが折れる場合の一番多い原因です。
これは上級者であっても(即席ペアで)よく見かける光景ですが、
ダブルスで自分とパートナーの間にスマッシュが入ってきた時に、お互いが打とうとしてラケット同士がぶつかる場合です。
お互いに思いっきりラケットを振っているので衝撃も大きいです。こういった接触では一発で折れることもありますし、たとえ折れなくても少なからずダメージは受けているはずです。
これって仕方ないよね、と思うかもしれませんが、意識ひとつでリスクは抑えられます。
実際、コミュニケーションが取れている組みなれている相手だとそういうこともありません。
なので、組んだばかりのパートナーだったり、力の差があるパートナーだったりする場合は、ラケットを折るリスクも頭に入れておいて気を付けること、しっかりと事前にコミュニケーションを取ること、でリスクを抑えることできます。
2.ガットの張り方によるもの
これは、通常は専門店でガットを張ってもらうのであまり原因にあげられないかもしれませんが、知識としてそれぞれのラケットには推奨の張りの強さがある、ということを知っておきましょう。
ガットを強く張りすぎると、フレームが耐えきれずラケットが折れてしまうのです。
ラケットにはそれぞれフレームやシャフトの堅さが異なるので、それぞれに適正テンション(20~24ポンドなど)があります。
適正テンション以上の強さで張ってしまうとちょっとした衝撃でも折れてしまうことがあります。
特に自分で張る場合は気を付けましょう。張る前にフレームに傷がないかも確認して適正テンションで張りましょう。
3.床にぶつける
体勢が崩れた状態でシャトルを無理に拾いに行ったときにそのまま床にラケットをぶつけてしまい折れることもあります。
この状態で無駄に大きく振りぬくと強くぶつけてしまうので、ラケットも簡単に折れてしまいます。
はい、これでわが家の長女はラケットを1本折りました~
これはかなり主人(経験者)に怒られていましたね・・・。
必死だったから仕方がない、わざとじゃない、と長女は言っていましたがこれは上級者ではあまり起こらないことです。
体勢が崩れてしまうのは仕方ありませんが、振りぬきをコンパクトにすることと無駄な力を入れすぎないことで床にぶつける頻度は下がるはずなのです。
バドミントンラケットが折れる意外な原因
これは知っておくだけで、注意をしていれば絶対に防げることです!
1.置いておいたラケットを踏まれてしまった
体育館の床に無造作にラケットを置く人がいます。
それを踏まれて折れてしまった・・・ということもあります。
子どもたちの中にはラケットを与えられているのが当たり前のように感じている子もいると思います。高額だという意識がない子もいるでしょう。
あのイチローも子どもたちにこう話しています。
バットを地面に置かないこと。お父さん、お母さんが買ってくれた野球道具を大切にし、自分のバット・グローブを磨くこと。
どのスポーツにも言えることだと思いますが、道具を大切にすることを身につけることが大事です。
壁に立てかけているのを見かけることもありますが、倒れやすいのでなるべくバッグの中にしまうか、上に置くかにしましょう。
2.ガットが切れたまま放置しておいたらフレームがゆがんでいた
ガットが切れた状態のまま放置しておくと、ラケットの片方にだけひっぱられることになります。
ラケットに負担がかかり、細いフレームのバドミントンのラケットはゆがみの原因になります。
ラケットバッグにはさみを常備しておき、ガットが切れたらすぐにはさみで切りましょう。
ラケットに負担がかからないように、すばやく正しく切ろう!
3.ラケットバッグに物を詰め込みすぎた
結構盲点だと思います。
そして、長女はこれで折っています・・・
バドミントンの遠征や合宿(泊まり)に行く時、着替えなど荷物が増えるのですが、ついラケバ(ラケットバッグ)1つに詰め込んでしまいがちです。
長女も、荷物を1つにしたいのと、ラケバだと背負って行けるのでギュウギュウに詰め込んでいたようです。
ラケットバッグの中は着替えやタオル類を中心に入れて、荷物が多い場合は他のバッグを用意しましょう。また、硬いものはラケバに入れないようにしましょう。
4.夏の車にラケットを置きっぱなしにしておいた
夏の車の中はかなり高温になります。
高温になりすぎるとラケットの接着面が溶けて劣化してしまいます。
車の中にラケットを置きっぱなしにするのはやめましょう。
まとめ
いかがでしょうか。
プレー中の接触によるものは仕方がないこともありますが、注意することで防げることも多くあります。
まずはラケット(道具)を大切にすること。
折れる原因を知っておくこと。
これで随分リスクは減ると思います。
ラケットが折れてしまうと本当にショックなので、折れないよう、防げることは防ぎましょう!
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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