こんにちは、HIKARIです。
長女、中学2年生の夏にはいりました。
夏の大会に向けて、日々練習に励んでいます。
去年は県大会出場に一歩及びませんでした。
「今度こそ!」という思いがあるようです。
試合に勝ちたい!!!
そんな思いを、応援してあげたいです。
おもしろいもので、バドミントンが上手い(技術がある)から試合に勝てるのか、というとそんなこともないんですよね。
「あ、この子フォームが綺麗だな~」「基礎がしっかりしていて上手いな」と思っても、意外と試合で勝ちあがっていなかったりすることがあります。
極端なことを言えば、バドミントンという競技は自分のコートにシャトルを落とさなければ負けることはないので、どんなフォームや打ち方であろうが、相手コートにシャトルを沈めてれば勝てるのです。
長女はまだまだ上手い選手でも勝てる選手でもないのですが・・・(今のところ)
そんな長女が今できることは、練習と実践。
日々こなす練習と、強い相手と打つこと。
長女は部活動の他に週3日でジュニアチームでの練習、月に2~3回の週末に1日練習を標準でこなしていて、週1、2回は家族で自主練習をしています。
今回はそんなとある日の自主練習メニューをご紹介したいと思います。
(シングルス大会前の追い込み練習の内容になっています。)
シングルス強化練習|メニュー
部活で体を動かし終えた後の、夜練習2時間の流れをまとめます。
シャトル置き、フットワークで、スピード・持久力・反応を強化する
手投げノックで安定したロブを打てるようにする
パターン練習で安定したクリアを打てるようにする
シャトルに触れて、確実に相手コートに落とせるようにする
パターン練習で狙ったところに打ち分けできるようにする
実践練習
シングルス強化練習メニュー①|フットワーク
バドミントンが強くなるには、足(フットワーク)の強化が必要不可欠です。
特にシングルスはコート範囲はダブルスより狭くはなりますが、一人で一面をカバーしなければなりません。
すばやく、無駄なく動くには・・・を日々模索し続けている長女ではありますが、大会前は主に・・・
- スピードアップ系フットワーク
- 持久力アップ系フットワーク
- 反応系フットワーク
に絞ってトレーニングしていきます。
スピードアップ系フットワーク
とにかく全力で意識的にスピードをあげたフットワーク(ステップは二の次)
スピード重視のフットワークなのでインターバルを長めにとります。
その分フットワークに集中することが大事です。
フットワーク(20秒)・インターバル(60秒)
- 前V字(シャトル置き) 3セット
- サイド(シャトル置き) 3セット
- 後ろV字(シャトル置き) 3セット
持久力アップ系フットワーク
フットワークを全力で行った後に、インターバルでいかに体力を回復させれるかがポイント
今度は持久力をアップするために、インターバルの時間をフットワークと同じに設定します。
これは、実際の試合を想定しています。
実際のシングルスの試合でラリーは長くても30秒くらいです。(短ければ10秒以下です。)
ラリーをして、シャトルなどを拾ったり渡したりの休憩が入り、またラリーが続きます。
フットワーク(30秒)・インターバル(30秒)
- 全面(6方向)フリーフットワーク 10セット
10セットもするとかなりきつく感じます。
短い時間で回復できるようになれば、実際の試合でもできるようになります。30秒というラリー時間を設定することで、実際のラリーが短ければ回復もどんどん早くなるでしょう。
夏の大会でファイナルまで進んでしまうと、最後は体力勝負たったりするのでしっかり持久力をつけておきたいですよね。
反応系フットワーク
指示に素早く反応する、最初の一歩を意識する
最後のフットワークは、持久力アップに「反応」強化をプラスしたものです。
すばやくシャトルに反応する力を強化していきます。
持久力アップフットワークと同じように6方向に向かってフットワークをしますが、指示を出す人が一人つきます。
時間は持久力アップと同じ設定にします。
フットワーク(30秒)・インターバル(30秒)
- 全面(6方向)フリーフットワーク 10セット
- センターポジションでタッピング(左右交互に小刻みに素早く足踏み)
- 指示を出す人が6方向のいずれかを指したらすぐに反応してフットワーク
- センターにもどり、タッピング
これを繰り返します。
指示を出す人はタッピングの時間に変化をつけてあげることで、フットワークをする側はいつ反応すればいいかを見極める必要がでます。
この練習は『瞬時に反応する力』と『足がキツい時に反応する力』が身につきます。
シングルス強化練習メニュー②|ロブ強化
ロブの安定はシングルスにおいてとても大事であり、長女が苦手としているところなので、試合前にはしっかり強化していきます。
女子のシングルスでは、結構「クロスカット」が多いんですよね・・・
いわゆる、”前が弱い”長女にとって、これが取れるかどうかでその日の調子が決まってきます。
シャトルに追いついたとしても安定して奥までロブをあげられなければ、スマッシュを打たれて終わりです。
練習でできないことが本番でできるはずがない。
本当に上手い子はただ追いつくだけではなくて、しっかりと足を踏み込むことができているので、ネットぎりぎりのシャトルでも奥まで綺麗に返すことができるんです。
ってことで、みっちりやっていきます!
練習方法は手投げノックです。
投げる人はカットを想定して椅子の上からネットぎりぎりに投げる
- 左右交互パターン 20球 5セット
- 左右どちらにくるかわからないパターン20球 5セッ
- 膝を曲げて体勢を低くすること
- センターに戻ってから動き出すこと
たごけんさんのこの動画をみて、これを目指したいんですけど・・・これはかなり神業です!
ノック出しが半端ない。
13:06~のドロップ、クリアのノックがすごい!!!
シングルス強化練習メニュー③|クリア強化
クリアはバドミントンの中でもかなり重要なショットであり、難しいショットと言えます。
特に女子選手や力のない小学生の場合は、クリアで勝負が決まる場合も多くあります。
タッチクリア
動きのある中でいかにクリアを安定させられるかがポイント
半面でクリアを打ち合います。
- 動かされる方はクリアを打ったら前に走り、サービスラインにタッチしてまたクリアを打つ
- 高く深いハイクリアを安定して打つ
とてもシンプルな練習ですが、打ったら前に出なければならないのでとてもキツい練習です。
少しでも余裕を持って打てるように、自分が打つクリアを高く深く安定させる必要があるので、クリア強化につながります。
【2対1】オールクリアーフリー
動きのある中でいかに狙ったところに打てるかがポイント
基本的にはフリーの打ち合いをしますが、ルールがあります。
- 2人は動かす方(サイドバイサイド)となります
- 動かされる方はコート後ろに来たシャトルに関してはすべてクリアで返します
フリーの中でもクリアで打たなければいけない時があるのでとても良い練習になります。
追い込まれても頑張って奥に飛ばすように心がけます。
【2対1】クリアの中にヘアピンを入れる
先ほどの練習にもう一つルールを追加します。
- 2人は動かす方(サイドバイサイド)となり、クリアの中にカット(ドロップ)を入れます
- 1人の方は、カットに関してはすべてヘアピンで返します
- 2人の方は良いタイミングでロブをあげます
これは「カットがくる」という意識をすることによって、しっかりとホームポジションに戻るようになります。
そしてカットが来たらなるべく高い位置でシャトルをとらえてヘアピンを返しましょう。
1人の方は後ろにあがったシャトルはすべてクリアで返すことを忘れないように。
パターン練習の中で、ルールを作ることで、頭で常に考えなければならない状況をつくることも大事です。
シングルス強化練習メニュー④|レシーブ強化
【2対1】アタックレシーブ
- 2人の方はトッパンになってアタックをします
- 1人の方はレシーブをします
レシーブはまずはシャトルに触ることを頑張りましょう。シングルスでは前に落とせば、多少甘い球になっても上から打たれることはありません。
相手コースにとにかく落とす!ことを意識しましょう。
浮いたスマッシュに対しては切り返し(アタッキングロブなど)を試みて最後は決めましょう!
シングルス強化練習メニュー⑤|打ち分け強化
ラリー中に自分の打ちたいところへ打てる力をつける練習です。
【2対1】オールショート|カットの打ち分け
- 2人の方はサイドバイサイドで前後に動かす
- 動かされる方は全面ですべてショートで返す
- ストレートドロップ(速い)
- ストレートドロップ(ゆるい)
- クロスカット(速い)
- クロスカット(ゆるい)
- ヘアピンストレート
- ヘアピンクロス
- ヘアピンネットイン
一言で「カット」や「ドライブ」を狙うだけでなく、同じような球に対して変化をつけることを意識して打ち分けましょう。
【2対1】フリー
- 2人の方はサイドバイサイドで、基本はフリー
- 2人の方は奥にきた球はクリアで返す(カット・スマッシュなし)
- 1人の方は打ち分けを意識する
奥に打てばクリアで必ず返ってくるので、打ち分けを意識した練習ができます。
それ以外はフリーなので実践的な練習の中に打ち分け練習を入れたメニューです。
シングルス強化練習メニュー⑥|ゲーム練習
最後にシングルスのゲーム練習をして終わりです。
長女のために、とにかく上手い子に声をかけて実現しています。
運よく、甥っ子(20歳)のお友達にインターハイ出場経験のある娘がいるので、大会前になるとお願いしています。
最後は(できれば)同性で強い子と実践ができると一番いいですよね。
最後に
後半は2対1の練習が主になっていますが、これはラリーをつづける意味があります。
ラリーが続くことですべてのメニューで体力強化に繋がっていきます。
もちろん強化すべきところはもっともっともっとあります。
スマッシュ、ドロップ、カット・・・やるべきことは山ほどありますが、試合前に全部詰め込むわけにもいかないので日々の練習を充実させることと、その子の苦手な部分に重点をおくことにしています。
それでも、結果がでるかは本人次第。
いよいよ夏の大会本番が始まりますが、親のわたしにできることは、練習に付き合うことだけなので、本番は本人が納得できるプレーができることを祈るのみです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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